富の未来(上)

内容はピントがぼけたままに書かれている。そして予想の範囲を拡げているので、若干ズルイ気もするけど、主張したい方向性は見えてくる。巻頭の「日本語版に寄せて」も部分的には当たっているし。

環境保護運動原理主義的宗教に近い」は、ニュースで報道されるような事件がオレの中でストンと収まった。

生産消費者の概念は、勉強になった。従来は企業が負担していたコストを、顧客に負担させている。「道とん堀」がこんな本で登場するとは思いもしなかった。そういう意味では、You Tubeニコニコ動画もコンテンツを作成するコストを、顧客に負担させているよな。インフラとコンテンツのコストは、規模が大きくなるほどコンテンツ(知識)の負担が大きくなるはずだ。

富の未来 上巻

富の未来 上巻