旧約版も昔に読んでいた*1のだけど、やはりピンとこない。その時代で読まなければ、この凄さを本当の意味で理解できないのだと思う。どうしても、話の構成とオチをそのままで捉えてしまうのだ。
でも「大いなる意志」を登場させて破綻していない珍しい作品だと思う。ひょっとして、大いなる意志を描く小説の元祖なのかなぁ。オレが旧約版を読んだ頃に存在していなかった、「人類補完計画」の小説と若い人が読むと感じてしまうのかもしれない。
- 作者: クラーク,池田真紀子
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2007/11/08
- メディア: 文庫
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*1:第2部の途中で思い出した