ジオン軍の失敗

マジメに読む気は端からないけれど、半分以上が冗談で書いた本であったとしても、各所で違うよなぁと思わせる本だった。はじめにの2文目で、ZZを正史と記述している部分からもう違っている。ZZは基本的になかったことにされた作品だ。
著者の略歴を見る限り、技術畑の人ではなく経済系の方面らしい。であれば、1年戦争をマジメに経済面で分析した方が、有意義だったと思う。
リソースの集中、流用、投入時期については、同意するけど、他は全面的には賛同できない。特に、環境への特化については、それが本当に必要ならば絶対に特化すべきだ。環境の変化に対応出来ないことはその通りだけれども、工業製品である以上は、環境が変化したところで破棄すればよい。だから、高原や砂漠の戦線を死守する必要があるのであれば、絶対に特化すべきだ。逆に水中等を死守する必要がないのであれば、特化する必要は全くない。

アフタヌーン新書 006 ジオン軍の失敗

アフタヌーン新書 006 ジオン軍の失敗