Rustの勉強をはじめました。もう何年も話題になっているRustに興味を持ったのは、GCCでRustのサポートが進んでいると聞いたからです。
環境設定
mozcのAURではRustが使われているようで、すでに rustup default stable まで実行済みだった。
https://wiki.archlinux.org/title/rustに書かれているIDE関連のツール群もインストールした。
rustup component add rust-analyzer rustup component add rust-src rustup component add clippy rustup component add rustfmt
また、Visual Studio Codeにはrust-analyzerの拡張もインストールした。
勉強開始
The Rust Programming Language 日本語版
とりあえず、一切、手を動かすことせずに一通りを読んでみた。例外のないC++11とRubyとHaskellを3身合体させた言語と思ったのが、第一印象だ。LISPの雰囲気は感じられない。
C++11や(POSIX)UNIXプログラミングの知識がない状態から、Rustを学び始めるのは少し難しいかもしれませんが、それでも、C++11よりはRustの方が簡単だと思う。
まだ理解が曖昧なので、コードを書く段階にはまだ至っていません。
Rustの最初のステップ − Training
https://learn.microsoft.com/ja-jp/training/modules/rust-introduction/ MicrosoftによるRustの解説です。トピックが絞られているので、こちらを先に読むとよかったかもしれない。演習も実際にビルドしてみて、自分の理解度を確認しました。まだ理解が不十分だなと感じたので、再度The Rust Programming Languageを読み直して、確認コードを書いていくことにした。
疑問に思ったこと
自分でサンプルコードなどを書いて、確認しないと正確に理解できないハズ。
なぜ&が必要
下のコードでは、なぜ「&"coconut"」のように & が必要なのかわからず、ChatGPT先生に聞いたが、よく理解できませんでした。その後、Microsoft Copilot先生に聞いたところ、だいたい理解できましたが、まだ正確な理解には至っていない。テストコードを書いて確認していく予定です。
let fruits = vec!["banana", "apple", "coconut", "orange", "strawberry"]; for &index in [0, 2, 99].iter() { match fruits.get(index) { Some(&"coconut") => println!("Coconuts are awesome!!!"), Some(fruit_name) => println!("It's a delicious {}!", fruit_name), None => println!("There is no fruit! :("), } }
理解できなかったポイントは、get メソッドの戻り値が以下のようになっていることでした。
pub fn get<I>(&self, index: I) -> Option<&<I as SliceIndex<[T]>>::Output>
fruits.get(index) は Option<&&str> を返している。そのため、Some("coconut") のようにすると、Option<&str> と一致しない。そのため、Some(&"coconut") のように & を付ける必要がある。
まだ疑問点はあるが、長くなりそうなので、別途調査してみます。
構造体定義のライフタイム注釈の必要性
構造体にライフタイム注釈をつけないと、確かにビルドエラーになるが、コンパイラがライフタイムを省略すればいいのではないかと思ってしまった。構造体のフィールドの参照先が必ず長生きしなければならないのは明らかですし、複数のフィールドがあっても同じです。何か理由があるはずですが、各種AIに聞いてもよくわからなかった。
関数のライフタイム注釈については、まあそういうものかなと納得できる。